ミキサー
「ミキサー」について、用語の意味などを解説

mixer(英)
ミキサーとは、音楽用語においては、次のような意味を持つ。
(1)PA、レコーディングなどの音作りに使われる、複数の信号を整理する混合・整理機。
基本的には複数の音声信号を任意のレベルで混ぜる機能、それぞれの信号を加工する回路(EQやフィルターなど)や、それらの入出力端子を装備している。
ミキサーの大多数は、使用目的(PA、録音、放送など)に合わせて設計されている。
(2)ミキシング・エンジニア(ミキサーを操作する人)。
ミキサーの2つの定義
音楽用語におけるミキサー(Mixer)には、大きく分けて2つの意味が存在する。1つ目は、PAやレコーディングなどの現場で使用される、複数の信号を混合・整理するための音響機器そのものを指す。2つ目は、その機器を操作して音のバランスを整える専門職、すなわちミキシング・エンジニア(ミキサー)という人物を指す。
音響機器としてのミキサーの機能
機材としてのミキサーは、マイクや楽器から送られてくる複数の音声信号を一つのまとまりとして整理し、任意のレベルで混ぜ合わせる役割を担う。単に音を混ぜるだけでなく、各チャンネルには音質を補正するイコライザー(EQ)やフィルター、音像の左右位置を決めるパンポット(Pan)などの回路が備わっており、入出力端子を通じて複雑な音作りを可能にしている。
使用目的に合わせた種類の展開
ミキサーの多くは、特定の用途に合わせて最適に設計されている。
PA用ミキサー: ライブ会場などで、聴衆に聞こえる音(メイン)と演奏者に聞こえる音(モニター)を同時に制御する。
レコーディング用ミキサー: 録音スタジオにおいて、各楽器の音をマルチトラック・レコーダーに送り、最終的な2トラック・マスターを作成する。
放送用ミキサー: テレビやラジオにおいて、BGM、効果音、喋り声を瞬時に切り替え、安定した音量で送出する。
信号処理の拡張性
ミキサーには、外部のエフェクター(リバーブやディレイなど)と信号をやり取りするための「アクセサリー端子(インサート端子)」や、特定のチャンネルの音だけを個別に出力する「ダイレクト・アウト」などの機能が搭載されることもある。これにより、単純な混合機としての枠を超え、音響システム全体の司令塔(コンソール)として機能するのである。
「ミキサーとは」音楽用語としての「ミキサー」の意味などを解説
Published:2025/12/27 updated:
