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音楽用語集 音楽用語辞典

スラッキー

Posted by Arsène

「スラッキー」について、用語の意味などを解説

スラッキー

slack-key(英)

スラッキーとは、「たるませる」という意味。正式にはハワイアン・スラッキーという。ハワイにギターが伝えられた際、ハワイの住人がコードの押さえ方を知らずに弦を緩め、開放弦でメジャー・コードを探し出した事から始まり、それにアルペジオ奏法、左手による細かいハーモニーの組み合わせを加えて完成した。スラッキーのチューニング法は基本的に30種といわれている。

オープンチューニング

変則チューニング

スラッキー・ギターの定義とオープン・チューニングによる音響的特徴

スラッキー・ギター(Slack-key Guitar、ハワイ語でキ・ホーアル)とは、ハワイで生まれた伝統的なアコースティック・ギターの演奏技法、およびそのスタイルを指す。「スラック(緩める)」という名の通り、標準的なチューニングからいくつかの弦を緩めて、特定の和音(タロパッチ・チューニングと呼ばれるGメジャーなどが代表的)を構成する「オープン・チューニング」に設定することが最大の特徴である。音響物理的には、弦の張力を下げることで楽器のボディ全体の共鳴がより豊かになり、開放弦を多用した深みのある低音と、素朴で温かみのある高音域の旋律が美しく融合する構造を持つ。

ハワイ音楽の歴史における発展と伝統的プレイスタイル

音楽史において、スラッキー・ギターは19世紀にメキシコのカウボーイ(ヴァケロス)によってハワイにギターが持ち込まれたことから始まった。ハワイの音楽家たちは、持ち込まれたギターを独自の感性でチューニングし直し、自分たちの歌声に合う心地よい響きを作り出した。右手で一定のベースラインを親指で刻みながら、人差し指や中指でシンコペーションを伴う美しいメロディやアルペジオを同時に奏でる多声的なプレイスタイルが確立された。長らく家族間などの口伝による秘密の技術とされていたが、20世紀後半のハワイアン・ルネサンスを通じて世界的に広く知られるようになった。

現代のポピュラー音楽における役割

現代のアコースティック音楽やワールドミュージック、チルアウト・ミュージックにおいて、スラッキー・ギターは特有のゆったりとした時間の流れや南国の空気感を演出するためのサウンドデザインとして重宝されている。録音やミックスの現場では、オープン・チューニングがもたらす豊かな本体の余韻や開放弦の共鳴を損なわないよう、マイクの配置やイコライジングを工夫し、空気感を活かした立体的な音響空間が設計される。

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「スラッキーとは」音楽用語としての「スラッキー」の意味などを解説

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