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ピックガード

Posted by Arsène

「ピックガード」について、用語の意味などを解説

ピックガード

pick guard(英)

ピックガードとは、ギターマンドリンのボディ表面に取り付けられたピッキングによる傷を防ぐための板。

楽器の種類によりピックガードのマウント位置は異なる。

ピックガードの定義と構造的特徴

ピックガード(pickguard)は、ギターやベース、マンドリンなどの弦楽器のボディ表面に取り付けられる保護用のプレートである。演奏時にピック(つめ)や指先が激しく擦れることで、楽器のボディ(木部や塗装)に傷がつくのを防ぐ役割を持つ。アコースティックギターでは、トップ板の繊細な振動を妨げないよう、薄いプラスチックやセルロイド、木材などがボディに直接接着されることが多い。一方、エレクトリックギターやベースでは、傷防止だけでなく、ボディ内部のピックアップやボリューム、配線といった電子回路を隠し、それらを固定・マウントするための土台としての機能も兼ね備えている。

楽器のデザイン性とアイデンティティの形成

実用的な保護目的を超えて、ピックガードは楽器の視覚的なデザインやアイデンティティを決定づける極めて重要な要素である。フェンダーのストラトキャスターやテレキャスター、ギブソンのレスポールやJ-45など、歴史的な名器と呼ばれるモデルはそれぞれ独特な形状のピックガードを備えており、それが楽器全体の「顔」として認識されている。素材やカラーバリエーションも非常に豊富で、シンプルな白や黒のほか、べっ甲柄(タートイズシェル)、白蝶貝を模したパール柄、メタルプレート、透明なアクリル製にいたるまで、選択するパーツによって楽器の印象をクラシカルにもモダンにもガラリと変えることができる。

現代におけるカスタマイズ性と演奏への影響

現代のギタリストやベーシストにとって、ピックガードは最も手軽に行える楽器カスタマイズ(ドレスアップ)の定番パーツである。サードパーティ製の個性的なデザインに交換したり、ステッカーを貼ったりすることで、世界に一本だけのオリジナル楽器を演出できる。また、演奏面においても、フィンガースタイル(指弾き)のプレイヤーが右手の小指や薬指を置いてフォームを安定させるためのガイドラインとして機能する場合もある。デジタル技術やプレイスタイルが多様化する現代においても、ピックガードは楽器の美観を保ち、プレイヤーの個性を表現する不可欠なディテールとして存在し続けている。

「ピックガードとは」音楽用語としての「ピックガード」の意味などを解説

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