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ボローニャ楽派

Posted by Arsène

「ボローニャ楽派」について、用語の意味などを解説

ボローニャ楽派

Bologna School(英)

ボローニャ楽派は、17世紀後半-18世紀初頭、北イタリアのボローニャで活躍した音楽の総称(バロック音楽の楽派)。 器楽(ソロ・コンチェルトやソナタ)の発展に貢献。トマーゾ・ヴィターリ、トレッリ、コレッリなど。

器楽形式の発展を支えたボローニャ楽派の定義と構造

ボローニャ楽派は、17世紀後半のイタリア・ボローニャ、特にサン・ペトロニオ大聖堂を中心に興った作曲家・演奏家たちの総称である。それまで声楽が主流だった教会音楽において器楽の重要性を高め、教会ソナタ(ソナタ・ダ・キエザ)や室内ソナタ(ソナタ・ダ・カーメラ)の形式を洗練させた。のちの古典派へと繋がる、合理的な楽式構造の基礎を築いた音楽的システムである。

大聖堂を舞台とした協奏曲形式の歴史的確立

歴史的には、マウリツィオ・カッツァーティ、ジュゼッペ・トレッリ、ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリらがこの楽派を牽引した。大聖堂の優秀な聖歌隊や器楽アンサンブルを背景に、トランペットを主奏楽器とする楽曲や、最初期の合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)を創出。この様式はアルカンジェロ・コレッリらに引き継がれ、ヨーロッパ全土のバロック音楽の隆盛に決定的な影響を与えた。

広大な大空間に最適化された音響設計と対比表現

音響的な特徴は、サン・ペトロニオ大聖堂の極めて広い空間と長い残響に対応するために生み出された、明快な和声法とダイナミクスの対比(強弱法)にある。トランペットの直進性の高い華やかな高域と、弦楽合奏のふくよかな倍音成分を効果的に組み合わせることで、残響に埋もれないクリアで立体的な音像を構築する工夫が凝らされている。

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