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音楽用語集 音楽用語辞典

民俗音楽

Posted by Arsène

「民俗音楽」について、用語の意味などを解説

民俗音楽

folk music(英)

民俗音楽(みんぞくおんがく)とは、民衆社会で口頭伝承されてきた民謡やわらべうたなどの職業的音楽家によらない音楽。専門家としての音楽家が存在する中で、それ以外のものによって作られた音楽。

民衆の生活から生まれた音楽 定義と特徴

民俗音楽とは、民衆の社会生活の中で生まれ、口頭伝承によって代々受け継がれてきた音楽の総称である。代表的なものに、各地に伝わる民謡やわらべうたなどがある。最大の定義は、職業的な音楽家や専門家によって作られたものではなく、一般の人々の手によって生み出され、生活に密着した形で演奏されてきたという点にある。

「民族音楽」との違いと位置づけ

同じ読み方をする「民族音楽」と混同されがちであるが、意味合いは異なる。「民族音楽」が世界の特定の民族が持つ固有の音楽文化全体を指すのに対し、「民俗音楽」は同じ民族や社会集団の中であっても、専門家ではない大衆の間に根付いた草の根の音楽を指す。つまり、専門家としての音楽家が存在する社会において、それ以外の民衆によって担われてきた音楽という位置づけになる。

口頭伝承による変化と多様性

民俗音楽は楽譜を持たず、人から人へと口づてに伝えられてきたため、長い歴史の中で歌い手や地域性に合わせてメロディや歌詞が少しずつ変容していくという特徴を持っている。労働の辛さを紛らわせる歌や、豊作を祈る祭りの歌、子守歌など、その土地の風土や日常の営みが色濃く反映されており、人々の生活感情を知る上で非常に重要な文化的記録となっている。

「民俗音楽とは」音楽用語としての「民俗音楽」の意味などを解説

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