原典版
Posted by Arsène
「原典版」について、用語の意味などを解説
Urtext edition(独)
原典版とは、作曲家の自筆譜や同時代の筆写譜を元にした、できる限り作曲家の意図を忠実に再現することを目的とした楽譜の版。ウアテクスト。
音楽用語 Related
- ウアテクスト Urtext(独) ウアテクスト=原典版。作曲家の自筆譜や同時代の筆写譜を元に、現代において作成された楽譜。できる限り作曲家の意図を忠実に再現することを目的とした楽譜の版。「ur(ウア)」は「源」や「始まり」を意味する。...
- ゲシュトップト gestopft(独) ゲシュトップトとは、ホルンのベル部分に右手を差し込んで演奏する事。音色が暗くなると同時にピッチが半音下がる。...
- ケッヘル番号 Kochel Verzeichnis(独) ケッヘル番号とは、W.A.モーツァルトの作品にケッヘルが与えた作品整理番号。KvまたはKと略記。数度改訂され初版、第3版、第6版の番号がよく用いられる。...
- ゲネラルパウゼ Generalpause(独) ゲネラルパウゼ=全体の休止。特にオーケストラ音楽で全声部が同時に休む事。G.P.と略記。...
- ゲネラルプローベ Generalprobe(独) ゲネラルプローベ=公演直前の総練習。ゲネプロ。...
- アインザッツ Einsatz(独) アインザッツは、音の出だし。アタック。特に合奏の音の出だしをいう。長い休止ののち再度演奏を始める事。協奏曲のソロの入り。アインザッツはドイツ語で「挿入」や「差し込む」といった意味を持つ。...
- アウフタクト Auftakt(独) アウフタクト=弱拍。弱起。メロディや曲が弱拍や拍の裏から始まること。または、その音符。 曲の第1小節目の音が1拍目以外の拍で始まる事。 「auf(アウフ)」は「上へ」、takt(タクト)は「拍」を意…...
- アゴーギグ Agogik(独) アゴーギグとは、テンポに微妙な変化を付けて、音楽に精彩を与える事。 演奏する際に、厳格なテンポ、リズムに微妙な変化をつけて表情豊かにする方法。...
- クラヴィーア Klavier(独) クラヴィーアは、鍵盤楽器の総称。通常クラヴィーアはチェンバロ、クラヴィコード、ピアノを意味するが、場合によってはオルガンを含める事もある。...
- 弱起 Auftaktigkeit(独) 弱起とは、旋律や曲が弱拍、すなわち小節内の第1拍目以外の拍から始まる事。...
- チター Zither(独) チターとは、オーストリアなどのアルプス地域で愛奏されてきた撥弦楽器のひとつ。薄い箱形の本体には奏者側にフレット付きの指板があり、その上に計30数本の弦が張ってある。ツィター。 チターの演奏スタイル チ…...
- ファンファーレ Fanfare(独) ファンファーレとは、儀式、軍隊、狩猟などに用いられるトランペットやホルンなどの信号。...
- ポルカ polka(英・独・仏・伊) ポルカ(polka)とは、1830年頃チェコ(ボヘミア)で興り、急速にヨーロッパに広まった速い2拍子の舞曲。...
- ライトモティーフ Leitmotiv(独) ライトモティーフは、「示導動機」とも。特定の動機が、ある人物・事象・想念などを象徴しつつ繰り返し現れ、作品全体の展開・誘導と統一に貢献する手法。特にウァーグナーの後期の楽劇で用いられた手法の事を…...
- フリューゲルホルン Flugelhorn(独) フリューゲルホルンとは、金管楽器のひとつで、トランペット・コルネットに似ており、同じく3つのバルブを持つ。フリューゲルホーン。 Flügelhorn、Fluegelhorn。...
- ニーダータクト Niedertakt(独) ニーダータクト=下拍(かはく)。「nieder(ニーダー)」は「下へ」、takt(タクト)は「拍」を意味する。拍子をとる際に指揮棒や手を下ろすことから。英語ではdown beat(ダウンビート…...
- ドゥア Dur(独) ドゥア=長調。英語ではmajor(メジャー)。主音から全音→全音→半音→全音→全音→全音→半音の順に音が上がる。 モル...
- モル Moll(独) モル=短調。英語ではminor(マイナー)。音から全音→半音→全音→全音→半音→全音→全音の順に音が上がる。モール。 ドゥア...
- ブロックフレーテ Blockflöte(独) ブロックフレーテ=リコーダー。...
- チター属 Zither(独) チター属→ ツィター属。弦鳴楽器のうち、台形の箱の底辺に平行に複数の弦を張った楽器。 チター...
「原典版とは」音楽用語としての「原典版」の意味などを解説
Published:2024/04/19 updated: