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糸巻

Posted by Arsène

「糸巻」について、用語の意味などを解説

糸巻

tuning key(英)

糸巻は、弦楽器において、を巻き取って締める部品を総称して呼ぶ。楽器の種類などによって材質、形態は様々。

糸巻は、弦の張力を調整するための重要な機構であり、弦の音高(ピッチ)を決定づける役割を持つ。弦を巻き取ることで張力を強め、緩めることで音を下げるという基本構造はどの弦楽器にも共通しているが、その仕組みや精度は楽器の種類によって大きく異なる。

たとえば、ヴァイオリンチェロなどのクラシック弦楽器では、木製の糸巻をペグボックスに差し込み、摩擦によって弦を固定する単純な構造が採用されている。

一方、ギターベースなどの近代的な弦楽器では、金属製のペグやギア付きのマシンヘッドが用いられ、より細かく安定した調弦が可能になっている。これらの精密な糸巻機構によって、演奏中のチューニングのズレが減り、演奏性や音程の安定性が大きく向上している。

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「糸巻とは」音楽用語としての「糸巻」の意味などを解説

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