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音楽用語集 音楽用語辞典

ハープ

Posted by Arsène

「ハープ」について、用語の意味などを解説

ハープ

harp(英)

ハープとは次のような意味を持つ。

(1)ハープは、撥弦楽器のひとつ。46または47本の弦を備え7つのペダルを操作する事により半音ずつ音程を変えて演奏する。この様な構造的特徴を持っているが、連続的な半音階フレーズの演奏は不可能とされている。甘くきらびやかな音色で、オーケストラをはじめイージー・リスニングなどでも多く用いられている。

(2)ブルースハープの略称。

(3)ハープ属

ハープの定義と楽器としての構造的特徴

ハープ(harp)は、残響を豊かに生み出す響板(サウンドボード)、それを支える柱(ピラー)、そしてペグが並ぶ頭部(ネック)からなる、三角形のフレームを持った大型の弦鳴楽器である。最大の構造的特徴は、多数の弦が響板に対して斜め、あるいは垂直に交差して張られている点にあり、これにより弦の振動が直接響板に伝わり、極めてピュアで開放的な減衰音を発生させる。現代の標準的なグランドハープ(ペダルハープ)は47本の弦を備え、足元の7本のペダルで各弦の音高を切り替える洗練されたメカニズムを有している。

クラシック音楽における表現力と近代管弦楽での役割

クラシック音楽の歴史において、ハープは19世紀のロマン派以降のオーケストラや室内楽、あるいは独奏において欠かせない色彩的な役割を担ってきた。エラールによる「ダブル・アクション・ペダル」の発明により、すべての調性への迅速な対応と複雑な転調が可能となり、オーケストレーションの幅が飛躍的に広がった。ハープ特有の「アルペジオ(分散和音)」や、複数の弦をなぞるように滑らかに滑らせる「グリッサンド」は、水、光、風、夢といった幻想的で抽象的なイメージを音響的に描写するための極めて強力な表現手法として、ドビュッシーやラヴェルなどの印象派の巨匠たちに愛用された。

現代の音楽制作と多様なジャンルにおけるサウンドデザイン

現代のポピュラー音楽、映画音楽、ゲームミュージック、あるいはDTM(デスクトップミュージック)の世界においても、ハープは独自の存在感を放っている。楽曲に洗練された空気感や上品な広がり、ドラマチックな緊張感の緩和をもたらすためのエッセンスとして多用される。近年の制作現場では、生のハープのレコーディングだけでなく、極めて精緻にキャプチャーされたハイエンドなサンプリング音源やシンセサイザーのライブラリが普及しており、ポップスやEDMのトラックメイクにおいても、ハープの美しい高音域の倍音成分を効果的に組み込むサウンドデザインが広く実践されている。

「ハープとは」音楽用語としての「ハープ」の意味などを解説

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