ヘコヘコ
Posted by Arsène
「ヘコヘコ」について、用語の意味などを解説
reco-reco(ポルトガル語)
ヘコヘコとは、表面にはギザギザの溝が刻まれ、中が空洞になった金属・木・竹の筒でできた楽器で、筒の刻みやバネをなぞるように擦って演奏する楽器である。金属や木、籐製の小さなスティックで演奏する。ギロ、ウォッシュボードと似た音がする。
ブラジル起源の楽器であり、ヘコヘコで演奏するリズム・パターンは、ギロやマラカスと似ており、ラテン・アメリカ以外の音楽で用いられることはあまりない。現代のヘコヘコは主に金属製で、楽器の端から端まで金属のバネが張られている。
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「ヘコヘコとは」音楽用語としての「ヘコヘコ」の意味などを解説