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ドラム

Posted by Arsène

「ドラム」について、用語の意味などを解説

ドラム

drums(英)

ドラムとは、太鼓を意味するが、一般にはドラム・セットの事を指す事が多い。最もポピュラーなドラム・セットはバス・ドラムタムタムスネア・ドラムフロア・タムハイハット・シンバル、サイド・シンバル、トップ・シンバルという構成。タムの数やシンバルの種類、サイズはプレイヤーの好みで自由に変える事ができる。

ドラム(Drum)(宇佐丸白書)

エレクトロニック・ドラム

ドラム(ドラムセット)の定義と楽器構成における音響的特徴

ドラム(ドラムセット、Drum Kit)は、バスドラム、スネアドラム、タムタム、ハイハット、シンバルなど、本来は別々の奏者が演奏していた複数の打楽器を、1人の奏者が手足を駆使して同時に演奏できるようにシステム化した複合楽器である。音響物理的には、打面(ヘッド)をスティックなどで叩いた際の急峻な立ち上がり(トランジエント成分)と、シェル(胴)の共鳴による減衰音から構成される。低音域を担うバスドラムから、中音域のスネア、高音域のハイハットやシンバルまで、1つのセットで人間が知覚できるほぼすべての周波数帯域をカバーしており、楽曲全体のタイム感(テンポ)をコントロールし、リズムの骨組みを決定づける構造的役割を持つ。

ジャズからロックへいたる歴史的変遷とビートの進化

ドラムセットの歴史は20世紀初頭のアメリカ、ニューオーリンズにおけるジャズの誕生と深く結びついている。1909年にウィリアム・F・ラディックが実用的なバスドラム用のフットペダルを発明したことで、1人の奏者が足で低音を、手で他の打楽器を鳴らす現代の基本構造が確立された。1930年代のビッグバンド・ジャズ時代にはジーン・クルーパらによりタムタムのチューニングやシンバルの多用が広まり、1940年代のビーバップ期にはマックス・ローチらによってハイハットやライドシンバルを用いた流動的なタイムキープが発展した。1960年代以降、ロック音楽の台頭とともにアンプによる大音量化に対抗するため、ドラムはよりパワフルな打撃に耐える大型のシェルや、複数のタムを並べた多点セットへと進化し、ポピュラー音楽のダイナミクスを牽引する中心的な存在となった。

現代の音楽制作・DTMにおけるドラムプログラミングとサウンドデザイン

現代のデジタル音楽制作(DTM)において、ドラムの処理はミックス全体のクオリティ、およびジャンルのアイデンティティを決定づける最も重要な要素である。DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)を用いたトラックメイクでは、生ドラムの精密なサンプリング音源の打ち込みと、TR-808やTR-909に代表されるドラムマシンの電子音(シンセサイズド・ドラム)の活用という2つのアプローチが存在する。サウンドデザインの観点では、ドラムの各パートの周波数がボーカルやベースと衝突しやすいため、ミキシングにおいて緻密な交通整理が必要となる。スネアの太さを出すための200Hz周辺のコントロールや、バスドラムの輪郭を出すためのアタック(3kHz〜5kHz)のブースト、さらにはパラレルコンプレッション(並列圧縮)を用いて、ダイナミクスを維持しながら音圧と音の密度を極限まで高める技術が現代のポップスやEDMにおいて不可欠なロジックとなっている。

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「ドラムとは」音楽用語としての「ドラム」の意味などを解説

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